◇星 正さん(北船岡) 漆塗りの達人


漆塗りには様々な工程があります。最初は
木の目を埋めるために木べらで2回塗り、
更に6回もの工程を経ていきます。
そして最後にほこりの着かないように、
女性の毛髪で作られた小さな刷毛で
仕上げます。
漆は大変デリケートなものですから、お天気に
左右されます。気温が高いときには乾きにくく、
湿気がある時の方が早く乾くのだそうです。
ですから部屋の中に霧を吹いて湿度を上げて
仕上げることもあるとか。
独特の臭いはだいたい2,3ヶ月で自然に
抜けていきます。
退職されてから昔やっていた漆塗り始めたのですが、
脇置き、壁掛け、桶、釣り竿、ひょうたんにタンスなど
大きいものから小さい物まで様々なものを
扱ってきました。中でも思い出深いものは、
東京の帝国ホテルの貴賓室に置かれている家具や
ベッドを塗られた事だそうです。こうして外国のお客様に
日本の素晴らしい伝統技術を披露しているのですね。
漆の奥深いつやのような技をもったわが町の達人です。
ご自宅のタンス 桶にも漆を塗ります。防水、耐水になります