エコミュージアムについて
1950年代からフランスの農村回帰運動に始まると言われ、経済再生の方法とされてきたが、現在では残された農村の文化や伝統を見直し、従来のライフスタイルを見直す運動に変化しつつあります。
テリトリー エコミュージアムが対象とするエリア。対象の資源同士の連鎖性によって、エリアが決まります。
コア施設 サテライト内の総合案内施設で、地域資産の調査研究、保存活動の拠点となるものです。
サテライト アンテナとも言いますが、地域資産の具体的な場所。コア施設と上下関係にあるのではなく、コア施設を兼ねるところもあります。
発見の小路 地域資産を結びネットワークを作るものですが、景観を資産とする場合もあるので、小路自体がサテライトになり得ます。
エコミュージアムでの対象は農村から都市、文化・町並みの再生から河川流域の地域連携というように変化しています。これは提唱者の一人のジョルジュ・アンリ・リヴィエールが指摘しているように地域住民が参加するシステム自体がエコミュージアムということができます。
博物館はわが国では「収集」・「展示」・「調査」とされていますが、エコミュージアムでは「保存」も目的のひとつとされており、資料は「収集」せずに現地に「保存」して「調査」します。


地域資源について(永田恵十郎氏・地域資源論)
非移転性 土地や天候のような移転できないものです。
有機的連鎖性 森林や水、耕地など連鎖を保っている資源で、連鎖が壊れたときに同時にも破壊されるものです。
非市場的性格 その地域特有のもので、他の物での補完ができないものです。


組織運営(フランスでの組織・エコミュージアム憲章より)
学術委員会 エコミュージアムの学問分野を担当します。農業・考古学・生物学・民俗学・地理・歴史・美術・社会学等
利用者委員会 エコミュージアムを定期的に利用する人からなり、活動計画を提案します。
管理委員会 エコミュージアムに資金援助する組織で構成される委員会。